サウスシアトルカレッジの芝生のフィールドの向こう側には、オレンジと黄色のネオンカラーの安全ベストを着た人々が、物干しロープのように張られたワイヤーでつながれた60フィートのアンテナを設置していた。ラジオや受信機に電力を供給するソーラーパネルがフィールドと駐車場に張り巡らされていた。

それはシアトルラジオフィールドデーで、ラジオ愛好家たちが世界中の他のラジオ愛好家と交流し、頑丈な双方向ラジオについて学び、ラジオの緊急時対応を練習する24時間のイベントでした。

しかし、自分たちが何をするか正確にわかっている人もいます。たとえば、シアトルの人々に緊急事態への備えを教えるボランティアベースのグループであるシアトル緊急ハブ組織に参加している地元の人々は、自然災害が発生した場合にコミュニティのメンバーが集合する指定された場所である最寄りのハブに報告します。

シアトル地域のアマチュア無線クラブやシアトル補助通信サービスなどの他の団体は、市内の他の地域やシアトル緊急事態管理局と連絡を取り、情報を中継するために放送していました。

6月下旬、サウスシアトルカレッジの駐車場はRV車やキャンピングカーでいっぱいだった。地元のラジオグループのメンバーが、屋外双方向無線訓練演習のためにキャンプを設営していたのだ。

ボランティアや、カスケーディアラジオ、ピュージェットサウンドリピーターグループ、ウェストシアトルアマチュア無線クラブ、シアトル補助通信サービスのメンバーが歩道やフィールドに散らばっていました。モールス信号を使ってメッセージを送信する人もいれば、コンピューターを使って世界中から届く無線周波数を監視する人もいました。

ウェストシアトルアマチュア無線クラブのメンバーであるビル・トーマスセン氏は、自分のコンピューターと無線機をセットアップして、コミュニティのメンバーに Winlink と呼ばれるシステムについて教えました。Winlink は、インターネットを必要とせず、無線でメッセージを中継および受信できるプログラムです。

このシステムを使用して、トーマスセン氏は自分のコンピューターを無線に接続し、災害地域の外にあるインターネット接続デバイスに電子メールでメッセージを送信できます。